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紙の月(角田光代)


〈あらすじ〉
ただ好きで、ただ会いたいだけだった。
わかば銀行から 契約社員・梅澤梨花(41歳)が1億円を横領した。
梨花は海外へ逃亡する。
彼女は、果たして逃げ切れるのか?

あまりにもスリリングで狂おしいまでに切実な、角田光代の傑作長篇小説!
各紙誌でも大絶賛された、第25回柴田錬三郎賞受賞作

〈感想〉

久しぶりに長篇小説を読みました。
読みだしたら止まらなくなって… 最初、お風呂で読んでたんだけど、そのままお風呂からあがっても読み続けました!
小さなシミのように… 澱のように貯まっていった夫に対する違和感と、光太に対する思い。
できれば、光太からの視点での事件についても読みたかったかなぁ…
夫は、気の弱い? まぁ普通の人よね。
いくら居場所がないような思いでいても、こうはならないよなぁ…と思いつつも、続きが気になって、途中で止めることができなかった小説でした。
読後感に爽やかさはなく… うーん… と考え込んじゃうような作品でしたね。

ナミヤ雑貨店の奇跡(東野圭吾)


〈あらすじ〉
夢をとるか、愛をとるか。
現実をとるか、理想をとるか。
人情をとるか、道理をとるか。
家族をとるか、将来をとるか。
野望をとるか、幸せをとるか。
あらゆる悩みの相談に乗る、不思議な雑貨店。
しかしその正体は…。
物語が完結するとき、人知を超えた真実が明らかになる。

〈感想〉
今回の東京→広島出張の新幹線の中で読みました。(ネットがつながらない、新大阪→広島の間でね。)
最初はバラバラのお話でしたが、読み進むうちにちゃんとつながり、最後には、良かった…となるお話でした。
東野圭吾さんらしい、小説という感じ。
退屈せず、一気に読めました。
まぁ、こんなことは現実では有り得ないけど…
自分の人生は、自分で切り開いていかなければならないんだってことが、わかるなぁ~という感じの本です。

曾根崎心中(角田光代) 原作:近松門左衛門


〈あらすじ〉
愛し方も
死に方も、
自分で決める。
江戸時代、元禄期の大坂で人々が狂喜したように、激烈な恋の物語が今また私たちの心を掻きたてる。
運命の恋をまっとうする男女の生きざまは、時代を超えて、美しく残酷に、立ち上がる ―― 。
300年前、人形浄瑠璃の世界に“心中もの”の大流行を巻き起こした近松の代表作「曾根崎心中」を、直木賞作家・角田光代が現代に甦らせる!
これが恋か。初は思った。これが、恋か。
ほほえみながら、泣きながら、高笑いしながら、物思いにふけりながら、不安に顔をゆがめながら、嫉妬に胸を焦がしながら、記憶に指先まで浸りながら、幾度も幾度も、思った。
これが、これが、これが、恋。(本文より)

〈感想〉
初は… 幸せだったんだろうか?
たったひとつの恋を貫くために… 死ぬことで、幸せになれたのだろうか?
読み始めたら止まらず、一気読みでした…
切ないね。