〈あらすじ〉
一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして新たな人生を歩み始めた十一歳の少女。「人生は、薔薇色のお菓子のよう」。呟きながら、またひとり彼女は殺す。何がいたいけな少女を伝説の殺人鬼にしてしまったのか?
精緻に織り上げられた謎のタペストリ。最後の一行を読んだ時、あなたは著者が仕掛けたたくらみに戦慄し、その哀しみに慟哭する……!
〈感想〉
なんとも、救いようのない話だった… が、読み始めると止まらなくって、一気に読み上げました。
後味の悪い… 何とも言えなずイヤな気分になる話。
どうしてこんなふうにしか考えられないんだろう?
なぜそこまで固執するんだろう?
なんで抜け出そうとしないんだろう?
と、いくつもの「?」を感じながらも、目が離せないとゆーか、先が気になって読むのを止めることができなかった。
えぐかった… そして、「あとがきまでが物語です。」の意味が、読み終わって初めてわかった…
お勧めの小説です!